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1999年 7月
連載147回

鉄腕アトムと鉄人28号が
見え始めたロボット時代

久しぶりの秋葉原散歩
面白グッズも楽しいものです


 今年の梅雨は男性的とは言われていますが、それでも数日雨が続くと鬱陶しいものです。百姓にとってこの時期の雨は非常に大切なものなのですが、一般庶民にとっては雨の日は憂鬱ですよね。さて、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
 不景気だとかリストラだとか、世の中景気の悪い話ばかりが出回っていますが、どうやら消費動向には底打ちの観が見られるようになってきました。パソコン世界に限ってみれば、パソコン関連の売り上げが景気の牽引役になっているというではないですか。私なんかは長いことパソコン関係の買い物から遠ざかっているものの、友人知人の間では新しく、あるいは買い換えでパソコンを購入する人が多いですから、なるほどなんて思ったりしています。

話題のロボット犬AVIOの売れ行き


 6月1日にソニーからAIVOというロボット犬が売り出されたところ、あっという間に売り切れたそうです。皆さんもテレビなどで見たかとも思うのですが、このロボット犬、なかなかかわいらしい動きをするものですから、私なども一瞬買おうかとも思ったりしたものです。25万円という金額でしたが、昔のパソコンの価格を考えれば納得のいく金額と思ったのは私だけでしょうか、娘に話をすると「高ーい、私なら本物の犬の方がいい」と一笑に付されてしまいました。日本とアメリカでインターネットを通じて限定数千台の販売だったわけですが、これがこれが、20分で売り切れたそうですから、私が購入に苦労した中島みゆき「夜会」のチケットのような売れ行きだったようです。不景気だとかいろいろ取りざたされてはいるものの、道楽のためならそこそこの金額は出すという人たちが多いというのが日本の不況実状のようですね。
 ロボットと言うことなら、ソニーのロボット犬だけではなく、アメリカではスパイ問題にも発展したファーピー人形の日本版発売も好調なようです。スピルバーグの映画にあったグレムリンのような表情をしたファーピー人形は、内蔵のコンピューターが飼い主の口癖を覚えて、自分の言葉にして話をするという非常にレベルの高いおもちゃです。こんなおもちゃというか、ロボットは重要人物の側に置いておくとその人の秘密を人に喋る可能性があるということで、スパイ問題にまで飛躍したというわけです。生き物ではなくて、人間が作った人工物があたかも擬似とはいえある種の知性を持った生き物のように動き出す、話し出すというのは、気味が悪いと言うよりも、長い間の人間の夢でもあったわけです。「2001年宇宙の旅」ではコンピューターHALが自らの思考を持つというものでしたが、ここまでの世界にはまだ程遠いとはいえ、コンピューターの発達は確実に新しい段階には踏み出してきているようです。私がパソコンに興味を抱いたのも、プログラミングされたものとは分かっていながら、アドベンチャーゲームやシュミレーションゲームでパソコンと擬似対話ができるといったことからですから、こうしたロボットおもちゃは凄く興味深いおもちゃであるわけです。

人工知能型ロボットと操縦型ロボット


 鉄腕アトムの夢はかなり近くなってきた感じですね。鉄腕アトムといえば、当時の漫画雑誌である「少年」には同時に「鉄人28号」が連載されていて、同じロボット漫画とはいえ、アトムは限りなく人間に近いロボット、鉄人28号は思考回路を持たない巨大戦闘マシンという違いが妙に面白く感じられたものでした。当時の私にとってはアトムの擬似人間性よりは、悪人であれ善人であれ操縦者の意志に沿った形でしか動けない鉄人28号の方にリアリティを感じていたものですが、それは自らの意志を持たない機械ということで妙な安心感があったからかもしれません。オートマチックの工場ロボットや高性能戦闘ミサイルなどが現実のものとなった今日、鉄人28号は作ろうと思えば作ることが可能なマシンとなってしまいました。次はやはり鉄腕アトムなのでしょうが、人間の友達となれるロボット、自らの思考回路までを有するロボットが生産されるという夢にはやはりある種の夢と同時に恐ろしさも感じてしまいます。ファーピー人形やソニーロボット犬の面白さというのは、その動きそのものはプログラミングのなかにあるとはいえ、プログラミングを逸脱して動き出すかも知れないという期待があるわけですが、とてもじゃないけれど本当に自由意志などは持つはずがないという安心感のなかにいます。
 現在のソニーロボット犬、ファーピー人形はまさにその境目のところにいるわけでしょうが、鉄人28号型のロボットおもちゃも人気をあげてきているようです。昔子供達に人気が高かったレゴブロックも進化を遂げて、パソコンでプログラミングができるロボットシステムとして登場してきています。レゴマインドストームというブロック群には、昔のブロックに加えてセンサーやモーターが付いていて、自分がいろんな形に組み立てあげれるばかりではなく、パソコンでその動きを制御するプログラミング機能まで付いているわけですから、小さな鉄人28号は簡単にできるというものです。もう、おもちゃとはいえない世界になってきているようです。

実用的になっている低価格パソコン


 先日久しぶりに秋葉原を散策してきました。インターネットなどでは秋葉原の価格情報が流れていて、現在の売れ筋CPU、メモリ、HDDなどの価格の大筋は把握していたものの、実際に店頭でものと価格が一緒に並んでいるのを見ると、うーんと唸ってしまいました。本当に安くなったものです。パソコン雑誌では「低価格パソコンの特集」などをやっていますが、現在の低価格パソコンは15インチモニターまで付いて10万円を切るのが常識になってきています。秋葉原のパーツ価格を見て回ると、なるほどと思い知らされます。DOS/Vパソコンブームが始まる前、640MBを標準で搭載する9801が10万円にならないものかといった話を書いていたものですが、時代は大きく変わったものです。コンパックが日本に上陸してきたとき、20万円の低価格パソコンの登場と騒がれましたが、その20万円のパソコンはかなり低機能なパソコンで、私などから見ればちっとも魅力的なものではありませんでした。しかし、現在の10万円パソコンは「うぉ、これで10万円か!!」と叫んでしまうほどのものです。我が家の娘は数年前に買ってやったP5-166のマシンを友人に安く譲り渡して、SOTECの10万円パソコンを購入しようと企んでいます。Celeron400、64MB、4GBHDD、CD-ROM、17インチモニターで10万円そこそこですから、ぐりぐりの3Dゲームをしないのならまず十分なシステムです。確かに拡張性などには問題があるとはいえ、こうしたパソコンを購入する人たちはそんなことは考えもしない人たちが主流です。息子の方はいざ知らず(彼は少々オタクですから)、娘の方はワープロと通信が主な使い道ですから、「いい選択じゃないの」と答えておきました。パソコンの売り上げの半分を占めるノートパソコンはカードとUSBしか拡張の方法がありませんが、それでみんな十分に満足して使っているわけですから、デスクトップも同じです。現在のパソコンには必ずUSBが付いていますから、これは非常に便利です。USB接続の周辺機器はどんどん増えてきています。これで拡張するのなら、今まで頭を痛めていたIRQやI/Oの空きはどこなのかといった問題にもぶつかることもなく、単純にケーブルを繋ぐだけで素人でもたくさん拡張できます。パソコンを始める人たちには非常に敷居の低い時代になったものです。

普及するDVD-ROM CD-R/W


 秋葉原散策で見かけた事情に、DVD-ROM、CD-R/Wの普及状態があります。CD-R/Wについてはかなり以前から注目の商品で、このところ解説書も多く発売されるようになっていましたが、その接続方法もどんどん多岐にわたってきています。SCSIは当然のこととして、ATAPIやUSB接続まであります。半年ほど前、松下の4倍速CD-Rが3万円ということで購入したのですが、今回4倍速CD-R2倍速CD-R/WのATAPI版を2.4万円で見つけたので購入してしまいました。4倍速CD-Rだけなら2.1万円だったのですが、数千円の違いならとスケベ心が起きてCD-R/Wを購入しました。このドライブにはライティングソフトである「B's GOLD」まで付いていました。ラッキーと思いながら買ったわけですが、私のマシンにはドライブベイに全く余裕がありません。しばらくは机の隅でお休みということになってしまいます。よく考えてみれば、机の隅で封も切ょないままに放置されている周辺機器といえば、ルーター、USBハブなどがありますが、これも当分その運命のお仲間ということになるのでしょうね。話は変わって、DVD-ROMもたくさん出ていました。数ヶ月前、2倍速のDVD-ROMが保証無しで5千円で出ていたので購入したことがありますが、今じゃあ6倍速のDVD-ROMでさえ1.5万円で購入できるのですね。ついこれも買ってみようかもという誘惑に駆られたわけですが、数ヶ月前に購入したDVD-ROMでさえ息子に譲ってしまい、DVD-ROMソフトが1枚もない我が家の事情を思い出し、購入を断念してしまいました。アメリカではDVD-ROMソフトは急速に普及しているということですが、日本でも同じ事情になる可能性は高いのかも知れません。次のマシンを作るときにはDVD-ROMも入れようかな。

地方にはない面白グッズ


 秋葉原を散策していて面白いのは、おもしろグッズが見つかることです。こうした商品は地方ではなかなか見つかりません。地方のパソコンショップはかなり大きな店であっても実用的な物しか置いていませんが、さすがは秋葉原、「こんな物、誰が買うのじゃ」というツッコミを入れたくなるようなものに時々出会います。外箱を見ただけではその使い方がイマイチ分からないとはいうものの、何かそそるものを感じてしまうのは街の雰囲気なのでしょうかね。今回私が購入したおもしろグッズは「電話機能付きマウス」というものです。マウスの上には10キーが付いているのですが、その数字の並び方は電話機の並び方で、パソコンの並び方ではありません。左右クリックボタンの下に小さなフックボタンが付いていて、このマウスのコードの先はPSマウスコネクターとモジュラーコネクターが二股に付いています。家に持ち帰ってモジュラーコネクターを電話回線に繋いでみるとマウスは電話機になりました。子供達には「またお父さんが変なものを買ってきた。どうせ1回か2回試してみたら使わなくなるのに...」と諭されてしまいました。「いやいや、パソコンでマウスを使っている最中、電話がかかってきたらそのままそれが電話機になるのだから素晴らしいじゃないか」と言い返すと、「マウスを電話にしてしまったら、電話をしながらパソコンが使えなくなるぞ」と返してきます。「そんな長電話の時には、付属のマイクセットがあるんだ」とマウスの横に接続するイヤーマイクを取り出してみせると、「なんだかんだと屁理屈を付けても、原稿ネタのひとつなんだろうけどさ、こんなものわざわざ6千円近くも出して購入するなんて...」と完全にバカにされてしまいました。彼らは昔、私のそうした好奇心のおかげでいろんなゲームやおもちゃを楽しめたものなのに、いつの間にか醒めた目で父親の道楽を眺め始めたようです。ふん、昔は彼らも可愛かったのに....。

究極のマシンを作ってやろう


 半年ほど前、ケーブルをパソコン前面に接続できる引き出しパソコンの話をしましたが、ショップに問い合わせていたところ、アイデアは良かったものの放熱等に問題がありケースの価格が以上に高くなるので販売は見合わせたという返事を貰いました。この返事で私の新しいパソコンへの熱が奇妙に冷めたのですが、アルミ製の高級ケースがよく売れている、スケルトンタイプのケースもという話もあり、秋葉原を歩いていたらもしかして前面引き出しタイプのケースにお目にかかれないかと期待しましたが、やはりありませんでした。それでも、いろんな店を歩いていると、こんなものもある、あんなものもあると物色していくうちに、もう一度パソコンを作ってみようかという意欲が生まれてきました。DELLのミニタワー型のケースは内部に電磁波防止のアルミ箔が張ってあったりとなかなか高級なのですが、残念なことに5インチのファイルベイの数が2つしかないので、私のようにあれこれ付けようとすると行き詰まってしまいます。そこそこの能力を持つマシンということなら市販の構築マシンを買えばいいのでしょうが、究極の1品をということになれば自分で組み立てる方がいいのかも知れないと思い始めました。1年ほど前、パソコン雑誌でパソコンショップが作る究極のパソコンという特集をして、そのマシンを売り出すといった企画がありましたが、もう一度そんな企画が出たなら、私のコンセプトに合致したショップのマシンを購入したいなとも思います。パソコンを購入しようという人に「パソコンを何に使うのかということを考えておく必要があるよ」とは忠告するものの、自分のマシンではやっぱりあれもこれもできるという究極の1品を求めてしまうものですね。



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