OMATSURIKOZO HOMEPAGE RANDOM ACCSESS 1999-08
OMATSURIKOZO's talk salon


ランダムアクセス
1999年 8月
連載148回

どこにも行けない私は
部屋の片づけから始めるか

Clickって面白そう!
でも,実用では電話機かな


 真夏ですね。暑いですね。やっぱり夏はこうでなくちゃあ。
 今年の梅雨は男性型というか、降るときにはむちゃくちゃ降って、降らないときにはかんかん照りといった感じでしたが、洪水の被害を受けた地方の方、お見舞い申し上げます。私の地方はそれほど大きな被害はありませんでしたが、時たま空の底が抜けたように降ってきた大雨には驚いてしまいました。
 さて、今年も8月に入り、年の半分を超えてしまいましたが、ボーナスを貰った人も減額だった人も夏休みはいかがお過ごしの予定ですか。我が家は女房がリストラ要員に上がってしまい、夏休み気分も今ひとつといった今日この頃です。彼女は会社側の苛烈な仕打ちに対して技術の習得を考えたようで、最近は自動車学校に通い始めました。おいおい、給料と授業料のどっちが高いのだ..なんて事は言ってはいけません。彼女の中に眠っていた自己啓発の気分が盛り上がっている時なのですから...。
 さて、では私はどうなのかというと、何とか頑張っています。

今はパソコン端境期


 しかし、パソコン関係で何があったかというとこれが何にもないのですよね。数ヶ月前にも書きましたが、パソコンの新しい仕様は9月か10月に発売されるので、今はちょっと「待ち」の時期です。その時にも書きましたが、今年の後半には大きくパソコン仕様は変更されるでしょう。CPUはどんどんクロックアップされるのですが、それよりも周辺で変更がされます。今回発表されたインテルのi820というチップは、そのチップにグラフィック関係というか、3Dのグラフィックを内蔵していますが、こんなものはグラフィックボードメーカーに任せておけばいいのです。今は、AGP4x(グラフィック関係のバス仕様が倍になる)への変更、CPUの133MHz化(つい最近66MHzから100MHzになったと思ったらもうベースクロックは133MHzですよ)、CPUとメモリのバスのクロックアップ(今メモリの規格も揺れているのです。インテルは次世代のメモリとしてDRDRAMを打ち上げてはいるのですが、こいつがなかなか量産体制に入れない。ところが現在主流となっているSDRAMの高速化が出てきているという次第)、HDD関係ではUltraATA/66規格がHDDそのものではサポートされつつも、CPUとこれを接続するチップセットがまだ登場していない、これが現在のパソコンの停滞状況の一端です。どうも全体がすっきりした構造にならないため、欲求不満状況です。

完全にネタ詰まりです


 そんなわけで最近はこの「ランダムアクセス」の原稿ネタに困っているところです。もう連載を始めて150回近くなるわけで、よく考えれば13年間も書き続けたということになるわけです。良く書き続けたものだとは自分ながら感心してしまうわけですが、新しいものを追い続ける気力が少しずつ衰えてくると、この執筆も苦しいものになってきます。私がパソコンを始めて購入して遊んだ時代は、まだパソコンは本当に「おもちゃ」の時代で、パソコンで実現できる世界が少しずつ広がっていくことに喜びを感じたものでしたが、今の時代のように安くて高性能なパソコンがどんどん出てくる時代になって、何故パソコンに夢が見られなくなってきたのでしょう。本来ならば、あの「おもちゃ」がどんどん高性能化され、夢が現実となってきた時代なのですから、もっともっと楽しい思いを感じてもいいのでしょうが、私の実感はなんだか夢がなくなってきたように思うのです。DOS/Vマシンに見せられた時代、あの大きな筐体の中はスッポンポン、マザーボードの上に数枚のカードが刺さっているだけのシンプルさに感動したこともあります。ところが今日のマシンはどれもこれもミドルタワー、2〜3個のベイを備え、似たり寄ったりの仕様ばかりで、「わっ、これこそモンスターマシン!」と感動できるようなマシンにお目にかかることがなくなってきました。

我が家の状況


 現在、私のパソコン部屋は6畳の部屋に机が2台、大型スピーカーとステレオセット、たくさんの本棚、ピアノ、ガラス板のテーブルがあって、歩き回れる空間はせいぜい2〜3畳といったものです。その上、机の上にはDELLマシンと17インチモニター、フルタワーDOS/Vマシンに21インチモニター、もう電源が入ることがなくなった9801VXと14インチモニターがひしめき合っています。たくさん購入したマシンもそれぞれ友人達や子供達に少しずつお裾分けをしながら現在に至っていますが、もうそろそろ部屋を一新しなくてはと思っているところです。まずやらなくてはいけないのが、9801VXの廃棄でしょう。長い間お世話になった9801VXにはかの懐かしい「アインシュタイン」も内蔵されているのですが、内蔵の5インチドライブは不調を訴え、40MBのハードディスクの中身はいにしえのソフトばかりで、中に埋もれているデータはもう二度と日の目を見ることもなくなってしまった忘れられたものばかりです。この9801VXを私の机の上に設置した時代には、設置レイアウトにもこった頃で、購入した板で棚を作り、パソコン本体の周辺に3インチドライブ、ハードディスクを2台、拡張ボードBOX、等々が今も古色蒼然に鎮座しています。貧乏性の私は、横着者でもあるので、これだけのがらくたの処分に困っています。もう粗大ゴミの日でないと外に出すこともできないし、なかなか捨てる決意ができないまま日が過ぎていきます。ある友人がいみじくも言ったように、「いつか使えるかも知れないと思っているものは、置いておいても2度と使うことはない」は多分真実だろうと思います。とにかく何かを処分しない限りは前に踏み出せい、そんな感じが強くなっている今日この頃です。

そこでささやかに小物買い


 とにかく我が家はそう言った状態ですから、大物買いには決意がいるところです。そこで、小物買いでもと思うのが人情。以前女房が休みになるとデパートに出たがるのを良く皮肉ったものですが、パソコンの大物買いをしなくなった私も、何か小物でもと電気店に出かけたくなるのは、女房と一緒ですね。女房の里の両親は現在2人だけで生活しているわけですが、当然だんだん年を取ってきているわけで、老人に優しい生活様式にしなくてはと女房が言い出し、廊下や浴室に手すりを、また現在玄関先にだけ置いている電話を居間や寝室にもと言い出しました。建築屋ではない私は手すりなどは付けられませんが、電話については任せてくれと電気店に走りました。こうした買い物は私のストレス解消にもなりますね、女房のデパート通いの気持ちが分かります。私の家の電話は、およそ10年近く前にシャープの電話交換機を買い込んで、6台の内線電話を設置しています。これはNTTには黙って私が配線したものですが、内線電話には安物の電話が付けられます。蛸足にいっぱい電話機を繋いでいるのですが、これが家族には人気がないのです。今回の電話需要は老夫婦2人ですから、無線電話を求めることにしました。FAX付きの電話機も考えましたが、用途を考えてみてもあまり老夫婦には役に立ちそうもないので止めました。玄関に親機を設置して、居間に無線子機を設け、夜寝るときには枕元に子機を持っていけばいいと考えて、最低限のセットで済ますことにしました。店頭に飾ってある電話機は、子機がたくさん付いているものからいろいろありますが、値段を見てすぐに決めました。女房が「どうして色々見て回らないのか」と不満を言うので、店の人に金額の高い商品と私の選んだ商品との差の説明を求めたところ、「機能に多少の違いがあります」と答えたのですが、老夫婦が使う機能なんてものは単純に話ができさえすればいいのであって、余分な機能が付いているだけややこしくなるだけです。後で女房が、「あんたの買い物が早いのがこれでよく分かった。まず一番安い値段を見て決めてしまうからだ」というで、「それだけではなくて、一番安い商品で求める機能が付いているかどうかも考えているのだ」と訂正しておきました。この安い電話機にしてもメモリー録音だとかいろいろな機能が付いているため、もし両親がおかしな使い方をして設定がおかしくなったら困ると思い、我が家にも同じ機種を買って習熟しておく方が良いかも知れないと思いつき、またもや我が家の蛸足は増えてしまいました。最近の電話は、トーンとパルスの設定は自動認識になっていて、モジュラージャックに差し込んだら勝手に接続してくれるそうですが、自動設定は立ち止まったまま繋がりません。マニュアルを読んだところ、0発信の構内電話に接続すると使えない場合もあると書いてあったので、うまく繋がらないと女房にそれこそ何を言われるかと心配しましたが、手動ではうまく接続できてほっとしました。来週は女房の里に行って設置してやろうと考えていますが、あそこの電話機は未だにローゼット接続ですから、どうしよう。

パソコンってやっぱり難しい?


 会社で使っているAMD互換チップを差し込んだ飯山のディスプレィ一体型のマシンが老朽化したのか、ハングばかりするようになったので、この際と思いSOTECのマシンを購入しました。17インチモニターはもったいないので、飯山のパソコンをそのまま使うことにし、内部のマザーボードやハードディスクに繋がっている電源だけは抜くことにしました。私が出張中に届いたのはいいのですが、戻ってきてもまだセッティングができていません。どうしてかと聞くと、立ち上げたときにLANカードのデバイスドライバを求められているにもかかわらず、それが何なのか分からなくて止まったままだったようです。飯山のマシンからSCSIカードを抜き出しSOTECに接続、求められたデバイスドライバを入れればセッテングお終いと思ったら、CASIOのプリンタードライバがバージョン違いでインストールできません。そこでインターネットに接続して新しいドライバをダウンロードして、インストール完了。SCSI接続のMOもちゃんと認識したので、一件落着したわけです。こんな時インターネットというのは本当に便利がいいものです。我が社でパソコンを扱わせている若い社員はタイピングは私よりもずっと早く、アプリケーションの使い方もなかなかのものですが、ハードセッテングであるとか、ソフトセッテング、あるいは今まで使ってこなかったアプリケーションの使い方などの応用想像力はまだまだのようです。もう少し教育していくしかないようですが、どんな教育をしたらいいのか分かりませんね。

Click!は久しぶりに購買欲を起こしてくれる


 周辺機器で少し私が興味を抱いているものにアイオメガのClik!ドライブがあります。外部記憶装置に関して言えば、フロッピードライブが標準だった時代から、フロッピードライブでは容量が少なすぎる、もう少し大きな容量のものをといわれて久しいわけですが、なかなか新規格の決定打が出ません。大容量のものとしては、日本ではMOドライブが普及したけれど、海外ではリムーバブルディスクが人気を呼び、その後この流れの中でZip、Jazzなども出てきました。低容量のものとしては、フロッピードライブ互換のものが言われて久しいわけですが、スーパーディスクも今ひとつ普及していません。私も新しもの好きですから、Zipやスーパーディスクも購入してみましたが、ほとんど使ってはいません。これといった用途が見つけられないのです。パラレル接続のZipは当時フロッピーでは容量が足らないボリュームデータの受け渡しに機器ごと運べると考えたわけですが、あのACアダプターの大きさに驚いて家に眠ったままとなっています。USBが生まれ、ZipやスーパーディスクもUSB接続のものが出始めたわけですが、本体が大きいため今ひとつ購買意欲が湧いてこない。そんなとき登場したのがClik!ドライブです。NECからはClik!ドライブをUSB接続にするものが、本家アイオメガからはTypeIIのカードに埋め込む形のものが発売されました。容量そのものは40MBと、大容量を期待する向きには不満足なものかも知れませんが、現在コンパクトディスクなどを愛用している人たちには身近な存在となるかも知れません。私自身はPT110時代からデジカメ、ザウルスとコンパクトフラッシュを愛用してきた経緯もあり、メモリの金額がいくら安くなってきたとはいえまだまだ交換性があるドライブの方が廉価と言うことで、こいつの購入を考えているところです。なにしろ整理好きの性格からは程遠い私のアバウトな性格のこと、何枚か購入するメディアに何が入っているのか分からない状態になることは必定です。128MBのMOディスクは机の中に重ねて何10枚も入っていたりするわけですが、それのどこに何が入っているのか、今ではドライブに差し込んでみなくては分からない状態ですから、同じ事になるでしょうね。

ゲームにはまって


 時間つぶしというか、パソコンに向かって何かをするほどの気力が出ないとき、友人から貰い受けた「ロードモナークプロ」を立ち上げてみました。最初はほんの遊び心で始めたのですが、なにしろ昔98時代にはまってしまった「ロードモナーク」のWindows版です。数ステージは昔のルールを思い出しながら始めたわけですが、1日1〜2ステージのクリアと自分に言い聞かせながらだんだん深みにはまってしまいました。頭をひねってしまったのは20面近くのステージで、これを乗り切ってからは肩が凝るのもかまわずのめり込んでしまい、最終ステージ近くの47面では後一息のところでどうしてもクリアできない。もう止めた、もう止めたと自分に言い聞かせるものの、ついパソコンに向かうと立ち上げてしまい、この1面をクリアするのに1週間以上かかってしまいました。あ〜あ、悲しい。昔これをやったときは友人達と競っていたため、充実したものを感じてはいたのですが、一人でやるのはどこか虚しい。よっぽど何もやることがないとき以外にはしない方が良いみたいですね。



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