OMATSURIKOZO's talk salon

ランダムアクセス
2001年1月号
連載165

目出度さも中くらいなり
21世紀、謹賀新年

少しづつ私の購買欲が戻ってきた
これっていい兆候、危険な兆候?


 新年明けましておめでとうございます。とうとう21世紀に突入ですね。私が幼かった頃、自分が大きくなったら21世紀を体験することができると知った時、とても感動したことを思い出します。でも、実際にその時を迎えるとあまり感動を覚えないと言うのがまた不思議な想いです。大きな体験をする時、その体験よりもそれを迎える時の方が興奮するという話をよく聞きますが、どうもそのようですね。皆さん、この21世紀をどのように迎えているでしょうか。

友人達が新しいパソコンを求めてきた


 さて、今月号のお話は私のパソコン購買熱が少しずつぶり返してきたというお話です。このところめっきりと購買熱を失っていた私ですが、少しずつ虫が起き出してきたようです。21世紀を迎えて再び元気を出していきましょう。
 この12月になってから、私の友人達が何人か「パソコンを新しくしたい」と言ってきました。昔はパソコンの機種が決まっていましたから、まあまあの金額ならこんなものだろうと簡単に決められていたわけですが、今ではショップブランドまで範疇に入るものですから、どうやって決めたらいいのか分からない時代になったとも言えるわけです。私の答えは「予算は?」「何に使うつもりか?」の2点だけです。たいがいの友人はインターネットと答えますが、なかには画像ソフトなんて言うやつがいます。こういう奴に限って予算は少ないのですが、まあパソコンの金額が下がってきていますから、10万円くらいの予算でもそこそこのものは購入できます。豪気な奴は予算が20万円あると言いますから、こういう奴の相談に乗るのは自分でもワクワクしてしまいます。彼等を家に呼んでインターネットを立ち上げ、kakaku.comやalpha-net.ne.jp/users2/tk1022/index.htmなどを覗いてコストパァフォーマンスの高い店を探します。本当に価格競争の時代ですね。この間はあそこの店が安いと思っていても、今日にはこっちの店の方が魅力的といった感じで最近は決まった店がなくなってきました。今回はフェイスという店で購入しましたが、基本セットを決めてからそれぞれの部品を決めてまわるわけです。20万円の予算がある奴の部品選びは楽しいです。「おっ、これを入れてもまだ15万円だ。そうしたらDVDだけでなくCD-RWも入れられるな」などと言い合いながら部品を選択するって言うのは、私のものでなくても楽しいものでした。それぞれの友人達が購入したパソコンに満足してくれて、私も少しワクワクしたものです。インターネットで商品を選ぶという行為がとても身近に感じられました。

インターネットの買い物は楽しいか?


 娘に話をすると、彼女もインターネットオークションに嵌っていて、ブーツやコートを買い求めていました。12月に北海道に遊びに行くのでブーツやコートが必要になったのでオークションに参加してみたのだと言うことなのです。私もオークションを覗いてみましたが、オークションは半月ほどかかるので、気の短い私には似合いません。よく見ていると、人気の商品は最後の最後の頃になって急激に金額が上がっています。システムによっては、ある商品が1万円で出ていたとしましょう、これを自分なら4万円まで出してもいいと思っているとしましょう、そうすると毎日インターネットでいくらまで上がっているかを調べて他人より500円ずつ上の金額を提示しなくてはならないのを、システムに先もって4万円を提示しておけば、自動的に4万円までは500円ずつ積み上げてくれるというのがありましたが、これにしても決定が遅すぎます。即決が好きな私は直接交渉の方が似合っています。

インターネットバンキングも役に立つ


 8月号の頃から狙っていた「FinePix40i」がそろそろ手頃な金額になってきたのでインターネットで価格を調べていました。大阪や私の住んでいる都市で廻ってみても5.5万円以下ではありません。たまたま見つけたサイトで4.98万円というのがありましたが、ちょっと躊躇した後、1週間後に覗いてみると売り切れていました。kakaku.comで調べると一番安い店で5.2万円です。どこかで中古を売りに出しているのはないかと調べていると、「新品、5万円」とありました。「購入希望、但し新故品かどうか分からないので4.8万円、送料送り主持ち」と言うメールを送ったところ、早速「いいですよ」という返事を貰いました。やっぱり直接交渉は話が早い。彼に言わせると正真正銘の新品だと言うことです。まあ、こんな話の時には100%そんな話を信じてしまうわけにはいきませんが、そこそこに信じないことには送金することもできません。前にインターネットの個人売買に乗って大変満足する買い物補したという成功体験が私を大胆にさせます。お互いがメールで売買を確認しあった晩は金曜日、しかも彼は月曜日から2ヶ月ほど日本を離れると言うことです。こりゃ、話が決まってもカメラが手にはいるのは来年になってしまうじゃないかと焦った私は、すぐさまインターネットバンキングシステムにアクセスし、銀行振り込みをしてしまいました。このバンキングシステムは送金情報を相手のE-mailにも流してくれます。彼は土曜日には送金情報を確認し、カメラを郵便小包で送ったとメールしてきてくれました。郵便小包の取り扱い番号をメールで知らせてきてくれたものですから、一安心。日曜日の夜には待望の「FinePix40i」が届きました。開けてみると保証書が同封されていて、その名義は私の住所と名前になっています。お礼のメールを送ったのは当然ですね。いつか痛い目に遭うのかもしれませんが、どうもインターネット取引というのに嵌ってしまいそうです。

いいですよ、FinePix40i


 届いた「FinePix40i」にはスマートメディアは付いていません。早速近所の店にスマートメディアを購入しに行ったのですが、「高い」。当然ここでもインターネットで価格を調べています。とりあえず「FinePix40i」の性能を試してみたいのでどうしてもスマートメディアは必要です。比較的価格差のない16MBを購入してまず遊んでみることにしました、いいですね。昔のデジカメはスイッチを入れてからシャッターを押すまでに時間がかかりすぎていた。1枚シャッターを押してから次のシャッターを押せるまで時間がかかりすぎ、シャッターチャンスを外していたのですが、今度の「FinePix40i」はメリハリが利いています。私が購入していたリコーのDC2も動画も撮れていたのですが、これをパソコンで再生できないと言う欠点があったわけです。でも「FinePix40i」はUSB接続で簡単にデータをパソコンに転送できるだけでなく、動画さえ簡単に再生してくれます。おまけと思っていたMP3ですが、これがまたいい。唯一の問題はスマートメディアにID付きのものを選ぶと言うことですが、IDありもIDなしも価格的にはほとんど変わらないわけですから、要はIDありを購入すればいいと言うことです。付属のソフトは大変優れていて、CDを入れて変換とするだけで直接PM3データに変換してくれます。音質にはあまりうるさい方ではないのですが、昔購入した「MPマン」よりはずっと上です。「FinePix40i」の性能は大満足。(でも、購入して1週間が経った後、これを使っているのは娘です。どうも私は飽きっぽい)
 そこで今度は大容量のスマートメディアの購入です。大阪・日本橋も廻ってみましたが、インターネット価格よりも安い店が見つかりません。結局これもインターネットで購入することにしました。問題は送料です。こんな小さなものでも送料に1000円を掛ける店から、600円程度の店まで色々あります。スマートメディアの金額と送料を考慮して購入先を決めました。酒を飲んでの購入ですからいつも気が大きくなっています。32MBと64MBの2枚を購入してしまいました。これを購入した後、秋葉原を廻ってみると、秋葉原はやっぱりこうしたものは少し安いのか、インターネット価格と同じ店がたくさんありました。送料分と銀行振り込み代、損したかな?

中島みゆきの「夜会」に行ってきました


 秋葉原といえば、年末の恒例、中島みゆきの「夜会」に出かけたときに寄ってきたのです。みゆきファンの私としては交通費・ホテル代を出しても上京するわけですが、今年の「ウィンター・ガーデン」、彼女は犬の役で通すのです。そのコケティシュなしぐさは可愛かったのですが、あの思いきりのいい歌声を出すには少し姿勢が窮屈だったかなと思ってしまったわけです。彼女の声はあの身体にしてはとても出せないような力強い声と幼子のようなコケティシュな声を併せ持っているのですが、私は彼女の声がとても好きなのです。まあ、今年も「夜会」に参加できて嬉しかったと言うことで中島みゆき話はお終いにして、パソコン話の方に戻しましょう。

当然秋葉原にも


 わざわざ東京まで出かけたわけですから当然秋葉原にも足を運ぶのも当然でしょう。このところ小物買いはちょこちょこしていたわけですから、これといった欲しいものがあったわけではありませんが、やっぱり何かあるかとうろうろしてみるのも楽しみです。公務員にボーナスが出る週ですが、まだ出てないにもかかわらず日曜日の秋葉原は朝から人手が賑やかです。私が安ければ買ってもいいかなと思っているのが無線LANです。我が家では有線のLANが組まれていますが、それでも各部屋にまではケーブルを這わせてはいません。女房のために与えたパソコンを設置している部屋にはケーブルは敷設していないため、我が部屋からそのたびにケーブルを延ばしているのが現状です。これを解消し、しかもVAIOノートでどの部屋でもインターネットに接続すると言うことになれば無線LANしかないわけですが、無線LANの器機はまだ高い。メルコやI/Oもいろんな器機を出していますが、私はプラネットのシリーズを狙っています。というのは接続する機器がノートパソコンだけでなく、デスクトップまでターゲットに入れているため、無線用のカードをデスクトップで扱えるPCIカードかUSBが必要なのです。USBの接続機器を発売しているのはプラネットだけなので、これを狙っているわけです。当然インターネットでも価格は調べています。ひととおりの器機を集めるとやはり5万円以上にはなってしまいます。どこか掘り出し物はないかと歩き回ったわけですが、まだまだ無線LANというのは品揃えはよくないですね。どこの店もルーターやLAN器機は並べているものの、無線LANの品揃えは今ひとつといったところでした。

安いTVチューナーを見つけました


 もう帰ろうかと思っていたところ、安いTVチューナーボードを見つけました。6000円を切って、TV・ケーブル・FM・キャプチャーという機能に惹かれました。昔オーバーレィタイプのチューナーを購入したことがありますが、その画質というのはとても見られたものではなかったのです。しかしデモでやっていたカード(Kworld社のKW-T878F)はその画像がそこそこのものだったので購入してしまいました。最近はカードを注すという行為がとても億劫になっていて、もしこんなものを差し込んだらまたパソコンがうまく動かなくなるのではと心配したわけです。金額が金額ですからあまり期待していなかったのですが、このボードはすんなりとパソコンが認識してくれました。最近のボードって非常に簡単ですね。X6800を片づけてから、私のパソコン部屋ではテレビが見れなかったわけですが、このボードを差し込むとテレビが見えます。私の家のケーブルにはケーブルテレビの信号も入ってきているため、オートスキャンを掛けるとBS放送までがバッチリと映るではありませんか。キャプチャーも試してみるとそこそこの画像でキャプチャーしてくれています。これで5980円。大満足です。このボードにはリモコンまでが付いていますから、マウスでクリックしなくても操作ができます。大阪ではこのボード、見かけたことがありませんから、もう一枚購入しようとしたら東京まで出かけなければと思っていたところ、インターネットで見つけました。pc-in.comというところに同じ金額で即納可能とありました。もっともここで買うと送料・振り込み料がかかるわけですから少し高い気もしますが、東京まで出かけることを思えば安いものなのかもしれません。もう一枚買おうかな。

CD、本当に安くなりました


 秋葉原ではCD-Rメディアの価格が急激に下がっていましたね。先般も書きましたが、今やCD-RはFDDと変わらない世界になってきたようです。ニュースによれば、米TDKは米Calimetricsと技術協力し、Calimetricsのもつ「MultiLevel Recording(ML)」技術を応用した3倍密CD-R/RW規格を発表したそうです。容量約2GB、記録スピードも36倍速と従来メディアの3倍になる。TDKでは2001年中に、ML対応ドライブ、メディアの出荷を予定しているということなので、DVDメディアとどちらが強くなるのでしょうかね。結局、いくら大容量記憶メディアといっても既存のソフトが簡単にコピーできないものは普及しないと言ったところでしょうね。私の仲間達の間では、DVDソフトのCDメディアへのエンコードが流行っています。これが簡単にできるようになるのだったら、ML対応ドライブもちょっと面白いかもしれませんね。


returnreturn

ご覧いただき誠にありがとうございました

All Rights Reserved (C) Copyright 1995-2001, ClubOH, PC-CLUB.
OMATSURIKOZO HOMEPAGE RANDOM ACCSESS 2001-1