OMATSURIKOZO's talk salon

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2002年2月号
連載178

WindowsXPを購入してみました
やっぱりいろいろ問題あるね


大阪駅の「ヨドバシカメラ」
一度覗いてみる価値はありますよ

 寒い冬が続いていますが、皆さん風邪もひかずに頑張っていますか。今年の冬の寒さは一段のもので、我が家でもお袋が土間仕事をしていたら寒さのためでしょう、一時的に記憶が切れてしまうことがありました。本人は何か自分がおかしいことになっているとは気付いているのですが、記憶の連続性が失われてしまったのです。これはどうも寒い土間仕事で身体が冷えたからではないかと思ったものですからすぐ風呂を沸かして入らせたところ、出てきたときから話が少しずつ繋がり出しました。次の日には何の問題もなくなったわけですが、本人が一番ショックだったのはこのまま痴呆が始まるのではと言うもので、少し落ち込んでしまいました。年をとると些細なことでも何か大きな事になるかも知れないので、充分気を付けてやらなければと思ってしまいました。

パソコンシステムが壊れちゃった


 さて、年末から正月にかけては酒を飲む機会ばかり増え、少々体調を壊してしまいました。パソコンに触る気力もなく、うじうじと暮らしていたところ、パソコンの方も私の気分を察したのかWindows98が立ち上がらなくなってしまいました。最初はセーフモードにして再立ち上げしてやれば問題なかろうとタカを食っていたのですが、どうもひとつのファイルがないといっています。DOSモードにしてファイルを検索してみるとWindowsディレクトリの中のサブディレクトリが数個見つかりません。隣のパソコンを立ち上げて比べてみるとCommandやSystemなどといったディレクトリが消えています。昨年末の頃からWindowsの起動のたびにScandeskの要求があり、いちいちめんどくさいものですからスキップを繰り返していたことを思い出しました。こりゃあどうもCドライブを破損したようです。昨年の正月にはこのパソコンをPentium4に変えて何度かWindowsを再インストールしたことが脳裏によぎります。どうも今年もそれの二の舞のようです。

次のハードに変えるまでにはいかない


 いっそこの際Athronのデュアルにしてやろうかとパソコンショップに出かけたのですが、今のデュアルマザーはなかなかヤン茶坊主のようで、「うまく動いたら相当に速いですが、メモリやその他のものとの相性がなかなか難しいですよ。お客さんが組み立てることが好きなら、あるいはじゃじゃ馬馴らしが好きならお奨めします」と言われ、すごすごと引き下がることにしました。いや、数年前までの私ならそれこそ望むところと考えたのでしょうが、最近の私はたまの休みを一日中パソコンの組み立てに費やす気力が無くなっていることを認めざるを得ません。ということで、現在のパソコンに新しいハードディスクとメモリの増強だけで辛抱することにしました。メモリは今流行りのDDRではなくて、初期のPentium4ですからRDRAMを使ったRIMMしか対応していません。256MBで6000円近くしましたが、それでも安くなったものです。ハードディスクも新しいものを求めることにしました。7200回転、40GBが1プラッタのものが15000円程度で買えました。本当に安い時代になったものだとは思うのですが、安いものが当たり前となってしまった時代に順応してしまい、もはや高い金を出そうとしていない自分にも驚いてしまいます。「こんなもの、タダみたいじゃないか」とはいうものの、タダだからといって買いあさると言うことはしないし、世間相場を見てそこそこの金しか出さない自分、あるいは昔50万円を出してパソコンを買っていたのだから今だって50万円位のパソコンをぽんと買えばいいじゃないかとは行かないのですね。うーん、やっぱりデフレ時代なのかな。

WindowsXPのインストール


 さて、休みの日、意を決してWindowsの入れ替えです。久しぶりにパソコンを開け、メモリの増設とハードディスクの交換です。ちょっと手際が悪くなっていてもその位のことなら造作はありません。ただ、最初の決心がいるだけです。ハードディスクを取り替えるのですから、WindowsもWindowsXPに入れ替えます。あまり深くは考えず、セットアップCDをドライブに入れます。あれっ、CD-ROMを認識してくれません。このパソコンの設定はCD-ROMも起動ディスクにしていたはずだぞと確かめようとしても、このインテルのマザーボードはBIOS設定がキーボードからは出来ないのです。マザーボード上のディップスイッチなのです。こんちくしょう、もうやっかいな奴め。またパソコンのふたを開けて確認をするとやっぱりCD-ROMも起動ディスクになっています。うーん、仕方がない、Windows98の起動ディスクを入れてみようとやったところ、あっさり認識します。だったらWindowsXPの起動CD-ROMだってと思うのが当然でしょう。でもやっぱりWindowsXPではCD-ROMを認識してくれないのです。

どうなっているんだ!


こうゆう時にはやっぱり友人に電話をすることです。早速駆けつけてきてくれました。彼がやってもやはり同じです。彼が持ってきたWindows2000もやはり認識されません。DOSの上からWindowsXPはインストールできないのかと彼に訊ねると、WindowsXPはDOSと完全に切り離されているからダメだと言います。もうこうなったら再びWindows98SEで行くかといっていたら、彼が先にWindows98SEをインストールした後にWindowsXPを乗せられるのじゃあないかと言い出しました。とりあえずCドライブはまだFDSKもフォーマットもしていません。まずはそこから始めることにします。当然Windows98SEは簡単にインストールできました。多少システム上のデバイスが問題があってもかまいません。続いてCD-ROMにWindowsXPの起動CDを入れ、setupを起動させてみた処あっさりとインストールが始まります。なんだか狐にだまされたような気分ですが、そこはそれ、長年のパソコンとのつきあい、訳の分からないことに拘っても生きていけません。素直にインストールを見守ることにします。インストールの時間はWindows98SEの30分よりは長くかかります。1時間近くかかってしまいました。インストールの途中、例のマイクロソフト社への認証がありました。私が購入していたのはOEM版のProfesionalでしたが、このバージョンではマイクロソフトは直接にはサポートしないと言うことですが、認証だけは確実に求めてきます。

我が家のWindowsXP


 新しいインターフェースはまあそんなものかなと言う印象で、旧スタイルにも変えられるそうですが、私の場合WindowsXPの標準をそのまま採用することにしました。デスクトップには通常アイコンは列ばす、個人の趣味で増やしていくというのは好ましいことです。エクスプローラを立ち上げて驚いたのは、私のパソコンのドライブレターが変わっていることでした。IDEにはハードディスク2台とCD-R/RWとDVD-ROMを付けていて、その上SCSIにもう1台のハードディスクを付けていたところ、Cドライブだけは今まで通りなのですが、続くD,EにはCD-R/RWとDVD-ROMが、ハードディスクはその次のF,Gとなってしまっていたのです。仕事上は問題有りませんが、どうも気にくわない。ドライブレターの変更方法を色々調べてみたのですが、どうも分からない。誰か知っている人がいたら教えてください。いやいや、問題が出てきました。CD-R/RWをサポートする「B's Recoder」がドライブが違うと怒ってきます。どこに変更するコマンドがあるか探しているところです。単純にファイルを転送したりすることは今回のWindowsXPがサポートしていますが、私が使っていた主な用途であるCDコピーがやりにくいではないですか。
 問題はそれだけではありません。まあ、システムを変更したり、OSを変更した時には色々ありますから仕方がないといえば仕方がないのですが、外付けUSBのフラッシュラムやカードメモリを読み込むリーダーが認識されていないのです。調べてみるとドライバはWindows98SE以上はサポートしていないもので、「こんな時にはインターネット」と検索したのですが、古いWEBアドレスを見つけたもののどうやら発売元はつぶれてしまったようでWEBページは無くなっていました。これもあきらめるしかなさそうです。DVD関係も全滅でした。今度のWindowsXPにはDVDがサポートされていて、マルチメディアプレーヤではDVD映像が走ると思っていたら、どうも私の勘違いでした。オプションのアドインをインストールするとできる様になるとのことですが、今のところ試していません。まあ、そんなこんなで従来のOSの上に新しいOSを載せるとか、従来のシステムを維持したままで新しいOSをうまく走らせるなどと言って下手な希望は持たない方がいいようです。まあ、いつも分かっていながらやってしまうところが悲しい性ですが...。

大阪駅北のヨドバシカメラ


 昨年末に開店した大阪駅の北の「ヨドバシカメラ」を覗いてきました。数年前大阪駅周辺再開発で売り出された土地なんですが、今までならそう言った土地はデパートが必ず買っていた土地です。それがヨドバシカメラが落札したと聞いたとき、時代も変わったものだ、しかしあの土地でヨドバシは何を売る気なのだろうと興味を持った記憶がある問題の店舗です。これが地下鉄御堂筋線梅田駅と直接繋がっているのですが、店内に足を踏み入れて驚きました。「広い!!」。パソコンショップでこれだけ広い展示場をもっている店舗を見かけたことがありません。少し気になっていたDVD-RAMの展示場を探したのですが、その展示場に行く前にいろんなものに足が止まってしまいます。店内の通路上の上には細かい展示物の表示がありますから、そんなに迷うことはありませんが、何しろ広い。パソコンでこれだけ展示するものがあったのかと驚くほどです。価格についてはそこそこですが、ソフマップで流行った還元というやつをやっていて、商品によっては15%程度の還元を付けていましたから、常時そこで買い続ける気であれば安い買い物が出来るなと思ってしまいました。私のように常に一限で買い続ける者にとってはあまりメリットがありません。インターネットで購入した方が安そうですが、商品を直に見れるというメリットは高いでしょう。だって、今時こんなに多くの商品を並べている店はないですよ。大阪に出張する機会がある人は是非立ち寄ってみると楽しいですよ。カタログでしかお目にかかれなかった商品まで見ることが出来るかも知れません。

娘のパソコン


 娘のパソコンもそろそろ古くなってきました。何しろ彼女が大学に入ったとき購入してやったパソコンです。多少の改造・増設をしたものの、未だにATパソコンです。「インターネットをしていて、窓を多く開いたら落ちる」だの「窓を少し開いたまま漢字変換をしていたら必ず落ちる」だのと文句を言います。もう社会人になってそろそろ3年です。そろそろ自分のものは自分で購入させなければなりません。給料を全部自分の趣味に使ってしまう彼女にはパソコンに使う余裕の金はないことは知ってはいます。しかし、「自分で買え」あるいは「少し自分で金を出す気なら再構築を手伝ってやる」などと言っていたら、とうとう女房をたぶらかして彼女に購入してやっていたシステムを取り上げていきました。1昨年秋に女房に購入してやったパソコンはCD-R/WもDVD-ROMも載せていて、何より問題なのは私の小遣いで買ってやったものなのです。実際彼女に買い与えたものの、所有権は主張しながらも結局ほとんど使われることなく机の上に鎮座したままでしたからもったいない話でした。しかし、「このパソコンは父とは関係ない。母が了解したのだから」と主張する娘には少々腹が立ちます。自分のデータを妻のパソコン移送する前に、OSをWindowsXPにしたいなどと駄々もこねます。やっと安定して動かしているシステムをいじくるとまた問題が起こるなどと言っても、アプリケーションしか使わない彼女には分かりません。こんな奴らばかりが今パソコンを使っているのでしょうね。「WindowsXPのデスクトップがかっこよさそうだ」というのが彼女の主張です。「何がWindows98SEと変わろうが」というと、「だってWindowsXPではCD-R/WやDVD-ROMもサポートされているのでしょう」と聞きかじりのことだけは一人前に言います。「おいおい、Microsoft、適当なことを言って素人をたぶらかしてくれるなよ」と言いたい気分です。父のCATVインターネットにぶら下がっているくせに文句を言い続ける娘、私に買って貰ったくせに勝手に娘にパソコンを譲ってやった女房。おいおい、俺の立場はどうなるのだ。今年年明け早々に愚痴が出てきました。ごめんなさい。


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