OMATSURIKOZO's talk salon


ランダムアクセス 2004年9月号
連載209回

パソコンネタは小休止
今月は四方山話だ

私のダイエット作戦の報告
株ネット取引も順調に進んでいます
 


お祭り小僧のランダム・アクセス

 今年は本当に暑い夏でしたね、と過去形にしてもう少し続く残暑を少しでも我慢することにしましょう。大雨に襲われた地方の人もいらっしゃるかもしれません。心からお見舞い申し上げます。幸いにして私の住む地方では暑さはかなりのものでしたが、水害には遭いませんでした。しばしば夏の休みには海外旅行を企てていたものですから、盆休みの後会社に行くと、「今年はどこに行ったの?」と聞かれてしまいました。今年の盆休みは15日が日曜日という最悪のパターンだったので、どこにも行けず、本当に短い夏休みでした。みなさん、有意義な夏休みが取れましたか?

 オリンピックも凄かったですね。TV観戦で睡眠時間が短くなって、昼間大あくびを連発したなんてことになりましたか。オリンピックとイラン情勢を同時進行で見ていると、サラエボの冬季オリンピックとコソボ内戦を思い出してしまいました。オリンピックまで主催した都市の人たちが、その後10年も経たない内に民族・宗教問題で殺し合いを始めてしまったわけです。人類の歴史というのは、簡単には進歩していかないものだし、ある時には大きく逆行したりするものだと痛感してしまいました。「狂気」はあっという間に伝染するものです。しっかりとした自我を作り上げていくことは必要だと思いました。

最近、燃えてこない

 さて、先月号で書いたように新しいPentum4マシンをやっとの事で組み立て、必要なソフトをインストールしたらあっという間に1ヶ月が経ちました。この1ヶ月、私は何をしたのだろうと考えても、これといったものが見つからない。「充実感」を獲得することが非常に難しい。これは物事に感動しにくくなった年頃の故でしょうか、それとも世の中全体がそうなのでしょうか。実に難しい。と言うことで、私が熱中して書くネタがない。

 そこで今月は、書きっぱなしの記事のフォローをやってみることにしました。というのは、私よりは年若い友人から「最近のお祭り小僧さんの記事は、少々愚痴っぽくなっていませんか。昔はもっと前向きでしたよ」という指摘を受けました。よく考えれば、私が買うハードにしてもソフトにしても、色々問題があったにもかかわらず、「ラッキー!」と叫んだことが多かったけれど、最近は「また、失敗してしまった」という呟きが多くなったことは事実です。どうも「引き」が弱くなったのかな...。

私のダイエット作戦、その後

 「私のダイエット作戦」の続きです。昨年の11月にNHKの「試してガッテン」に触発されて、100g単位で計れる体重計を買ってきてダイエットを始めたことは書きました。朝晩、同じ状態で体重を測り、それをグラフに書き込んでいるだけでダイエットができるというのがテレビの「売り」でしたが、確かに効果はありました。妻は「そんなことで体重が減るわけがない」と言っていたのですが、ダイエットの事実に驚いていました。私は毎晩の食事には必ず酒を飲みます。ビールであろうが、酒・焼酎、アルコール系統は何でも良いのですが、主に焼酎にしました。酒を断てない私は間食を控える事にしたのですが、一番大きなポイントは「食べ過ぎない、腹八分目で充分」という姿勢を貫くことにしたことです。「もったいない」精神の固まりであった戦後世代の私にとって、たくさん作りすぎた料理を、あるいは出された料理を残すと言うことは「罪」のような気がしていたのですが、「ダイエット」という新しいテーマの元に、「お腹が空いて困らない以上は食べない」と、弁当でも夕食でも必要以上の量は食べないようにし始めました。それまで「我が家の整理屋」と笑われて重宝がられていた私ですが、残り料理までは手を出さないで「もったいなくても捨てて良い」と言い出したのです。妻は驚きましたが、グラフは確実に下降線を辿り始めました。100g単位の体重計は本当にシビアで、トイレに行く前と後の体重さえも確実に違いを見せてくれます。ですから、朝晩同じ時間、同じ状態と言ってもグラフは大きく振れます。例えば、温泉日帰り旅行に出かけ、昼食前に風呂で体重を測ったときに70kgだったのに、ビール・昼食などを食べた後に風呂で再び測ると71.6kgとなっていたときには驚いたものです。昼食だけで1.6kgも増えているなんてショックでしたが、こんなに大きく動いた体重も一晩寝るとあまり変化はないと言うことも分かり、安心もしたのです。ちなみに私の身長は168cm、ダイエット前の体重が74kgぐらいでしたが、1ヶ月に1.0kgの割合で毎月ダイエットが進行してきました。グラフが下降線を順調に下がっているのを見るのは楽しいものです。あれから9ヶ月が経ったから9.0kgのダイエットとなったかと言えば、そうはなっていません。半年くらいまでは1ヶ月に1.0kgダイエットが続いていたのですが、この数ヶ月はピタッと止まってしまいました。現在、68.0〜69.0kgのあたりをふらついています。激しい運動というか、労働をしたときには67.0kgにはなりますが、それ以下になりません。どうも「食べ過ぎない、腹八分目で充分」作戦だけのダイエットはここまでのようです。これ以上のダイエットをしようと思えば、「運動」とか他の要素を加える必要があるようです。

今は当面のベスト体重

 3.0kg位のダイエットが成功した時点から、体が軽くなった感じを抱き始めますが、他人も気がついてくれ始めます。少し太り気味の友人達に盛んに話をしたところ、何人も100g単位の体重計を買い込んだと言います。私は体重計屋の宣伝マンかと自分で自分にツッコミを入れたものですが、彼らも大体確実にダイエットが進んでいると言っています。私の場合、これ以上のダイエット進めようとは思っていませんが、体重計は重要な羅針盤です。中国に旅行に出かけ、1週間体重計に載らなかったら、2.0kgも増えていたには驚きました。この2.0kgを元に戻すのに1ヶ月も要しました。家にいるときには必ず体重計に載り、今でもグラフを付け続けています。

 ちょっと体重が気になっている人、試してみませんか。

私の株式ネット取引、その後

娘まで始めていた

 「私の株式ネット取引」の続きを書きましょう。本屋に入り、パソコン関係のコーナーを廻ればWinny関係、CD、DVDのコピー関係の本が山積みになっていますが、経済関係のコーナーではネットとの引き関係の本が山積みとなっています。新聞を読んでいても、個人のネット取引の扱い高が、機関投資家、外国人投資家とタメを張っているとあります。私が知らないうちに娘も口座を開いて株取引を始めていました。株式は、体重計のようなわけにはいきませんから、確実に儲かるとは言えません。うまく流れに乗ったら儲かるし、思惑が外れると痛い目を見るわけです。夕食の時、時々娘が「お父さん、信用残がどうの、ゴールデンクロスがどうの」と話しかけてくるのです。おいおい、こいつ、いつの間に株式専門語を覚えたのだろうと聞いてみると、ネットの中で知り合った人が株取引をしていて、その人が毎日の戦歴を公開していたそうです。かなり波瀾万丈の戦歴だそうで、始めて1年も経たないと言うことだそうですが、1日で数10万円儲かっただとか損しただとか書き込んでいるのを見て、興味を持ったそうなのです。「それは多分信用取引をしているはずだ」と私が言うと、娘もそのことは承知していて、「信用取引はしない」と言ってくれたので少し安心しました。先物取引で痛い思いをした私としては、自分が用立てた金額以上の取引ができる信用取引や先物はサラリーマンの片手間でできるものではないことが分かっていますが、娘が金に目がくらんで大借金になったらと心配したわけです。それにしても、彼女の勉強はなかなかのもので、私以上の知識を持っています。最近の親子の会話は、「最近の調子はどうだ?」「お父さん、この頃株の話をしないと思ったら、負けてたのね」「あの銘柄、どう?」なんて調子です。ネット取引は若い娘まで巻き込んでいるようですね。

「損切り」の必要性

 さて、私の戦歴はどうでしょう。今年はなかなか波瀾万丈です。月当たり5万円の利益確定を出すことを目標に始めたわけですが、順調に推移し始めると月当たり10万円の利益確定が欲しくなり、次にはもっととだんだん欲は膨らんでくるようです。取引確定をすませたものはEXCELで常に集計をしています。現在の持ち株の含み損(私の場合、利益が多少でると利益確定をするというスタンスを採っているため、持ち株はほとんどの場合含み損となってしまいます)と、確定利益合計をにらみながら、損切りを決意しなくてはならないのですが、「損切り」というのがなかなかできないものです。株で儲けられるか、損をするかの境目は「損切り」にあるといえるでしょう。買った株が常に上がるのならみんなが儲かり、誰も損はしません。誰かが儲かったら、誰かが損をするわけです。思惑が外れたとき、損を覚悟で処分してしまう事が重要となるわけです。思惑が外れて株価が下がってしまったら、その金が寝かしておいていい金なら「塩漬け」という方法もあります。まだまだ多くの株投資家にはこんな方法を採っている人もいますが、最近のネット投資家はそんな資金繰り効率の悪い方法は採りません。100万円の元手でいかに効率よく利益を上げるかが問題となるため、1年かかって1回の取引で10万円の利益確定をするよりは、1回1〜2万円でも良いからたくさんの回数の利益確定を目指しています。つまり、投資期間と利益金額を考慮するわけです。昔の投資家達は、売買をすると証券会社を儲けさすだけだと、投資期間というものをあまり考慮に入れない、資産株の考え方を持っていましたが、最近は取引手数料が極端に下がってきたため、取引にあまり躊躇がありません。「塩漬け」してしまうより、多少の損がでても売り飛ばし、他の株を購入して利益を得ようと考えるわけです。私もこの考え方は賛成であり、実行したいと考えているわけですが、これがなかなかできません。思惑が外れて下がってきても、この株は上がると分で買った株だ、もう少し辛抱すれば反発すると、自分に言い聞かせるわけですが、意に反してますます下がっていくといった目に遭うわけです。バブルの頃、儲かった儲かったと喜んでいたら、バブル崩壊の時損切りができないままに沈んでしまった塩漬け株を持っている人もたくさんいます。頭の中では「ここで損切りをして、この株が面白そうと思うなら、見守ってもう少し底値になってから買い直せばいい」と考えるわけですが、日常の株価の動きを見ていると「明日にはきっと」「明日にはきっと」と希望的に考えていつの間にかドツボにはまってしまうわけです。

適度が良い、欲をかくとドツボ

 私の今年の戦歴は、8月時点で15%の利益確定を出しています。現在含み損は5%未満ですが、年末までには20%の利益確定を出したいと考えています。「損切り」ができるようになれば私の株式投資術も一段上を狙えるのですが、これがなかなか難しい。

 最後にちょっとパソコンネタ。というか、もはや純粋なパソコンネタというものはなくなりつつありますね。先月号でも書きましたが、バッファローやアイオーもどんどんAV関係の方向に流れてきています。私の友人達の中でも、DVDレコーダーについての質問が多くなっています。パソコンも「テレビが録画できる」というものが多くなってきています。パソコンでTVを見なくったって良いじゃないかと個人的には思うのですが、大型薄型ディスプレィ、TV、映画、パソコンの関係が混然としながら融合の方向に向かっているようです。来月号はこのあたりについて話してみたいと思います。




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