母の祝いにパソカラを買いました
久しぶりにミニノートも買いました。
お祭り小僧のランダム・アクセス
寒い日が続きますが、皆さんお元気にやっていますか。昨年末まであんなにも暖かい日が続いていたので、この冬は楽だなと思っていたら、突如として厳冬に入ってしまいました。寒い季節は苦手の私、じっと辛抱の毎日です。もっとも、もう季節は目の前に春がやってきています。もう少しの辛抱と、首を長くして待ちましょう。
「一太郎」裁判、ジャスト敗訴
ジャストシステムのワープロ・ソフト「一太郎」とグラフィック・ソフト「花子」のヘルプ機能が、松下電器産業の「ワープロ・ソフトの操作方法を説明するヘルプ機能についての特許」を侵害すると訴えられていた事件で、東京地方裁判所が2月1日、松下の訴えをほぼ全面的に認める判決を下しました。
この記事を見た時、マウスカーソルをしばらくアイコンに合わせているとヘルプの吹き出しが出てくるやり方なのかと思っていたら、松下電器が主張していた特許は、ワープロ・ソフトなどでヘルプ・アイコンを指定し、別のアイコンを指し示すと、そのアイコンの機能の説明を表示するというものだと説明されている。同特許について、もうひとつの裁判があり、「ジャストホーム2家計簿パック」についての判決では、ジャストホーム2で表示される「?」ボタンなどについて、「同特許を構成する『アイコン』ではなく、特許権は侵害していない」と認めていた。つまり、「アイコン」と「?」が判決の判断を変えたという事なのだが、非常に微妙な判決である。
パソコンソフトの操作性というのは、DOS時代にはファンクションキーを駆使していたため、それぞれのソフトで機能が違ってしまい、ワープロソフトを変えるたびにその操作性が異なり、憶えにくいものでした。松下の特許はそうした時代のワープロ機種囲い込みのための技術として出されていたわけですが、それをWindowsワープロソフトに出してきたわけです。ジャストシステムは「この技術には進歩性がない」という立場で争ったようですが、「アイコン」の定義で今回敗訴したわけです。
ソーテックが狙われた
このような裁判は過去にもあり、「PCディスプレイ上に複数の画面を重ね合わせて表示する発明」(カシオは、マルチウインドウ機能を持つWindowsを搭載したPCをソーテックが販売して特許権を侵害されたなどと主張していた。)についての特許を持つカシオ計算機が、特許を侵害されたとしてソーテックにPC販売の差し止めと損害賠償を求めていた「マルチウインドウ訴訟」で、東京地裁はカシオの特許を無効として請求を棄却したものがあります。ここでもソーテックが登場します。実は松下のジャストシステム提訴の前に、上記の「ジャストホーム2家計簿パック」裁判があったわけで、ここでも最初のターゲットがソーテックだったわけです。この裁判に敗訴した松下はその矛先をジャストシステムに向けたというわけです。松下、カシオとも標的にしたのはソーテックだった。ジャストは「ジャストホーム2家計簿パック」訴訟で「ソーテック以外にもNECや日立製作所が製品をプリインストールして販売していたが、松下は他のメーカーに比べ訴訟対応能力に劣ると思われるソーテックのみに警告書を発した」と非難した。
つまり、いろんな会社を訴訟相手にしないで、ひとつの訴訟でいったん勝訴というお墨付きを得られれば、後は各社にライセンス契約を申し入れるだけでいいわけだ。リスク管理に敏感なメーカーであれば、これを受け入れる可能性は十分にある。普通なら8年で償却され、紙くず同然となる休眠特許が小銭を生み続けてくれる。知財部門のお手柄というわけです。作戦としては凄く素晴らしいと言わざるを得ないわけですが、「汚い」と感じてしまうのは私だけでしょうか。
ソフト特許の扱いは慎重に
「知財保護の必要性は認めるが、すでに一般化した技術についても特許出願する例があり、開発者の手足をしばるような状況になることが懸念される。中小零細企業ではソフトの開発に手一杯で、法務にまで十分な人材も手間も資金も回せない。こうした訴訟が相次ぐと、開発意欲を萎縮させかねない」と批判するソフトウェア開発者もいる。私も枝葉末節に近い技術を特許だと主張して金をかき集めようとしている大手のやり方に少々怒りを感じてしまったわけです。
DOS時代、多くの新興ソフト会社が登場し、数々の名作を登場させてきましたが、企業の連続性を維持できないでだんだん縮小したり、畳んでしまったりと歴史を感じてしまうわけですが、ジャストシステムもとうとうソーテックと同列に思われるようになってしまったのでしょうか。この裁判は、技術裁判と言うよりも、大手が弱小をいじめているという構図しか見えないと言うのが私の印象でした。「ジャスト、頑張れ」と大声で叫ぶほどの熱情もないままに。
母の祝いにパソカラを
父が亡くなって5年、母が数え80才になってしまいました。兄弟と子供達を集めて祝いをしたわけですが、何か「記念品」をという声もあり、母に何が欲しいと聞いても「何にも要らないよ」という返事だけです。ある日、新聞の通販広告に「パソカラ」が載っていました。値段的にも手頃であり、カラオケ好きの母にはぴったりではないかと女房に相談すると、「本当に使えるの?」という疑問の声が出てきました。「マイクの形の中にチップが入っていて、そのチップには700曲が仕込まれている」と説明しても、「歌えない曲がいくら入っていても関係ない」と言い出すわけです。気分はパソカラになってしまっていた私は、インターネットで調べまくり、女房とお袋に説明をしたわけです。http://mediacom-japan.com/karaoke.htmに、各社パソカラの比較表が出ていました。調べてみて分かったことに、こうした製品は全て韓国製なのですね。カラオケは日本文化と思っていたら、どうしてどうして、もう完全に日本を飛び越してしまっていたのですね、「テレビのビデオ端子に接続するだけでカラオケの歌詞が出てくる。新しい曲や欲しい曲は別注文して増やすことが出来る。その価格は1曲200円。その他色々機能は付いているようだが、700曲タイプが手頃そうだ」と説得し、新聞広告とインターネットを比較したわけです。新聞広告では、このパソカラとデュエット用のマイクが付いて40000円、インターネット通販で本体だけ30000円というのが「最後の1本」として出ていました。この「最後の1本」と言うのに弱いんですね。これを購入してしまいました。本当に「最後の1本」かどうか調べてみたくなり、私が注文した後同じところを見てみると残数「0」と出ていました。「うんうん」と妙に納得してしまいました。代引きで送ってもらい、母の祝いに間に合いました。プラズマテレビに繋ぎ、今で歌ってみましたが、飲み屋で歌うほどうまく歌えない、私の場合どうも酒が入らないで歌うのは苦手のようです。母の方は時間を作っては楽しんでいるようで、追加曲を選ぶようにと言っているところです。良かった。良かった。
ミニノートInterLinkを買いました
久しぶりにミニノートを買いました。ビクターから出ているInterLinkです。局長に言わせれば「秋葉原で投げ売りされていたアレですか。評判悪かったんでよ」と返ってきました。「違う、違う。昨年末に発売された新機種はなかなか良いんだよ」と言い訳をしてしまいました。私のメールボックスには毎日たくさんのジャンクメールがやってきますが、その中に特売品という名のメールもたくさんあります。ちょっと気が向いてクリックしてみるとInterLinkが140000を切った値段で出ていました。「ウン、安い」と思い、インターネットで評価等を探し回りました。確かに局長が言ったように前機種までは評判が悪いです。「ビクターにパソコンが作れるか」と言った指摘まで在りましたが、どうもASUSの設計・製作のようです。広告に出ていたのは、昨年末に発売になったばかりのMP-XP741と言う機種です。http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0715/hotrev224.htmで、製品レビューがありました。私はノートパソコンというのがあまり好きではありません。初代ダイナブックとあのマハポーシャのノートだけです。一方ミニノートは大好きで、ウルトラマン、リブレット、バイオと買ってきましたが、最近はあまり触手が動かなくなっていたところでした。「結局、買って1ヶ月ほどは嬉しがって持ち回るけれど、すぐに充電もしないままうっちゃってしまうだろう」と認識し始めたからです。リブレットやバイオがそうでした。毎日かばんに入れて出張に出かけるのですが、結局一度も使うことなく持ち帰る日が続き、もっと小さいものがないかと、シャープのザウルスに転向してしまいました。これも新幹線で置き忘れ、その後は電子辞書だけがかばんにはいるようになっていたわけです。今回のInterLinkに惹かれたのは、無線LAN機能です。本体に内蔵されているというのがいい。カードで拡張できるという事に憧れたこともありましたが、もういい。小さい本体に全て詰め込んでくれ、と言うのが私の気持ちです。都会ではどんどん駅や広場に無線LANスポットが生まれてきていると聞きます。駅でちょっとミニノートを開いてインターネットにアクセスなんて格好いいかもと思い始めたのです。購入の最後の決め手は価格です。価格COMなどで調べても、この広告が一番安い、と言うことで注文してしまいました。
手に取ってみると「黒」の光沢感がいいじゃありませんか。8.9型低温ポリシリコンTFT液晶、解像度は1,024×600ドット、発色も鮮やかで、コントラストも高い、満足満足。
無線LANは普及してきているね
さっそく無線機能を試そうと思ったら、息子が私の無線LANを持って行っていたことを忘れていました。これじゃ家では使えないと思っていたら、InterLinkは無線を拾っているではないですか。セキュリティのあるものやないものが3局ほど出てきました。いたずら心で接続すると簡単に接続してしまいました。インターネットにアクセスしてしまえます。もうひとつ、いたずら心で相手のパソコンを覗いてやれと思ったところ、パソコンは見えません。ルーターだけ生きていてパソコンの電源が入ってないのかもしれません。また、共用の設定をしてないと入れませんから、まあそれはいいやとお終いにしたわけですが、我が家の近くでもたくさんの無線が飛び交っていたことに驚いています。息子が無線LANを持ち出す前にはこんな事はありませんでした。子局から親局を探すと自分の家の親局しか入ることがありませんでしたが、今ではいくつも親局が見えてきています。むかし、無線LANをセキュリティなんて関係在るかと使っていたわけでしたが、こんなにも無線LANが普及してくるとこうした考えは危険極まりないと思うようになってきました。皆さんも気をつけてください。