OMATSURIKOZO's talk salon


ランダムアクセス 2005年9月号
連載221回

盆踊りの途中で
ミニノートが熱暴走!?

エミレーツ航空のオンデマンドはいい
東芝RD−H1購入できました
 


お祭り小僧のランダム・アクセス

 全く暑い日が続きますが、みなさんお元気ですか。私は8月のはじめにドバイに出張で出かけたのですが、湿度と高温で参ってしまいました。ホテルやレストランはクーラーがしっかり効いているので何とも思いませんが、いったん外に出た途端湿気で眼鏡は真っ白に曇ってしまいます。1日予備日があったのですが、あまりの暑さと観光ポイントが分からないこともあり、外に出かけようと言う気力も出なくなり、ホテルの屋上プールで泳いだりドバイの日光浴をしたのです。ところが半日もたつと全身真っ赤に火照ってきました。さすがにドバイの日差しはきつかったと言うことでしょうか。帰国して女房がみて「これは日焼けではなくてやけどじゃないの」と言うほどで、数日間風呂にも入れない惨状となってしまいました。みなさんの夏休み、海に行きましたか。日光浴は程々にした方が良さそうですね。

学区の盆踊り大会で大忙し

 さて、7月号にも書きましたが、7月の終わりに学区の盆踊り大会を企画したものですから、大変忙しい1ヶ月を過ごしてしまいました。祭りがだんだん近づいてくるのにいろんな準備が十分間に合わないまま当日に突入してしまいました。最初の試みと言うことで、参加人数の予測も掴めず、ボランティアの数も予測できず、全くぶっつけ本番といった調子で会場準備が始まりました。当日雨でも降れば用意していた屋台用の食材はパーになるし、いろんな経費が飛んでしまいますから、インターネットの天気予報に首っ丈でした。夏の夕方はしばしば夕立に出会いますから、とても心配しました。その上当時裏日本は大雨注意報などが出ていたため、刻々と情報が変化するインターネット天気予報に一喜一憂しながら、「小雨決行」と仲間たちに告げ、会場設営を始めました。ところが昼をまわる頃から全くの快晴になってしまい「多少の雨があれば打ち水代わりになるのに」なんて勝手な声まで出てくる始末した。

音楽編集にも一苦労

 準備は、会場設営だけでなく、盆踊りに使う音楽も用意しなくてはなりません。それぞれの歌をカセットテープやMDで借りてきて、これをパソコンに取り込みCDに変換しようと試みました。我が家にあるカセットデッキを調べたら、最近の安物デッキには入力や出力端子って着いてないのですね、弱ってしまいました。知人の家に電話をかけ、デッキや端子ケーブルまで調達することにしました。私のパソコンには音楽編集ソフトも入っていないため、インターネットでフリーのソフトをダウンロードしてきたのですが、音楽編集関係の知識に乏しいため、使い方がわからずこれまた参ってしまいました。友人の力を借りてやっと6曲ほどの盆踊り歌を編集し、再生してみたのですが、ボリュームの見当が今ひとつ掴めなかったのです。まあ、こんなものかなとCDに焼き付け、デッキで再生してみるとまあまあの音なので安心していたのです。祭り当日、デッキやアンプを用意していたら、女房が「きちんと全部再生してみたの」と言い出します。それは女房の言うとおりだと台所でほかの準備をしながら聞いていると、音飛びが起こるのです。友人に電話すると、デッキによってはちょっとした振動でCDが浮き上がって音飛びすることがあるよと言い出します。踊りの途中で音飛びなんてことになったらずっこけてしまいます。どうしようかと思っていたら、ミニノートを持っていることを思い出し、パソコンとデッキを直接つなげばいいのだと思いつきました。会場にデッキとパソコンを持ち込み、祭り前の景気づけに音楽を鳴らしたところ、家ではうるさく思えたほどの音量も広い会場ではさほどではないことに気づきました。ミニノートには編集用のソフトを入れてなかったので、再編集することも出来ず、「ええい、ままよ」と本番に突入することにしました。

ボリューム設定がうまく行ってなかった

 開始時間が迫った頃から少しずつ子供達が集まってきました。彼らは踊りよりも屋台の買い物に忙しく、屋台の前では行列が出来はじめてきました。焼き鳥やフランクフルトを焼いているメンバー達は汗まみれになって鉄板と格闘しています。私は司会と音楽を担当しているのですが、責任者も兼ねているため、思わぬ入場者の多さにとまどったメンバー達が色々指示を仰ぎに来ます。開会宣言をした後、ボリュームを最大限に上げて盆踊りを始めました。輪の中心になって踊ってくれる女性達を頼んでおいたので、彼女たちが踊りの輪を盛り上げてくれました。もう一つ小学生達が地域の祭りで踊るうらじゃ踊りというのを練習していることを聞いて、この盆踊り大会にも参加してくれるように頼んでいたのです。80名ほどの小学生達が登場すると会場はぐっと盛り上がってきました。このうらじゃ踊りのボリュームが一番小さかったため、ボリュームを精一杯に上げても出だしの太鼓音が会場に響き渡らないのです。世話をしている女性からもっとボリュームを上げてと言われ、私は焦ってしまいます。出だしをマイクで調子をとり、やっと踊りが始まります。元気のよい彼らの踊りで会場は一気に盛り上がってきました。彼らの踊りが終わった後、再び盆踊りを始めました。少しずつ会場は日が落ちて夕闇の中で照明が映えてきます。思った以上の入場者に私たちは喜んでいたのです。

会場の熱気でミニノートが熱暴走

 踊りの途中では少しずつ小休止を挟んで、屋台を取り巻いたり久しぶりの再会を楽しんだりする参加者達を見ながら、主催側は大忙しでした。用意していた食べ物や飲み物が底をつき始め、もう売り切れごめんで進もうと声を掛け合っていたところ、パソコンが急にハングしてしまいました。バッテリーは十分に充電していると思い電源ケーブルは繋いでいなかったものですから、「もしかしたらバッテリーが切れたのか」とすぐさまケーブルを繋ぎ、スイッチを入れますが、Windowsは立ち上がってはすぐにハングしてしまいます。頭の中は真っ白になってしまいましたが、対策を建てなくてはなりません。家に帰ればカセットテープがまだあったはずだと思い直し、女房に取りに帰るように頼み込みました。1曲だけを入れていたテープが会場にあったので、このテープを回し続けながらパソコンを何度もリセットし続けました。この時、パソコン仲間が家族と一緒に会場にやってきたものですから、地獄に仏とばかり彼にパソコンの調整を頼み、私は会の進行調整に専念することが出来ました。とは言っても音楽がなければ盆踊りは前には行きません。女房はなかなか帰ってこないし、会場からはどうしたんだという非難の声も挙がってくるしで、もはやパニック寸前だっのですが、友人が「直りましたよ、熱暴走だったんですよ」とミニノートをうちわで扇ぎながら言ってくれました。再び踊りを続けながら、ハイテク機器をうちわのようなロウテクアイテムで冷却しているおもしろさを、胸をなで下ろしながら笑ってしまいました。こんな会を催すときには十分な下準備とバックアップの必要性を実感したわけですが、たぶん私のこと、喉元過ぎれば熱さ忘れるの口なんでしょうね。難とか成功裡のうちに盆踊り大会は終了してしまったものですから、私のトラブルはうやむやになってしまい、知る人ぞ知るの仲間内だけで頭を掻いてお終いとなりました。

エミレーツ航空って知ってる?

 さて、ドバイに行ったときの飛行機の話をしましょう。急な出発で旅行会社に航空券の手配を頼んだところ、エミレーツ航空という聞いたこともない航空会社のチケットが予約されていました。この時にはドバイがどこにあるかとも分からず、おぼろげにアラビア半島のあたりだろうと考えていたときでした。ですから、エミレーツ航空なんていうのはきっと中国の航空機に近いものかと想像していたのです。本屋でガイドブックを求め、やっと全体像が少しずつ見えてきたとき、エミレーツ航空というのはアラブ首長国連邦の航空会社で、最先端の設備を持っていることを知りました。ドバイへのアクセスは関空から夜中の 12時頃の出発、帰国は夜中の3時頃出発という非常にタイミングの悪いものでしたが、飛行機に乗ってみて驚いてしまいました。私の乗る席ですから当然エコノミーですが、シートはきれいなだけでなく長時間の着席に耐えれるようなスタイルになっていました。各座席の前には液晶テレビが埋め込まれていましたが、この時にはなかなか最新の機器を導入しているのだなと感心しただけでした。飛行機が飛び立って機内案内を読んでいたら、この液晶テレビはオンデマンドシステムになっていることが分かってきました。タッチパネルになっている液晶画面からは、インフォメーション関係、エンターテイメント関係等を自由に選ぶことが出来るようになっているのです。しかも映画は100本以上が収録されていて、新作から旧作まであらゆるジャンルが網羅されているではありませんか。映画好きの私にとっては嬉しい限りでしたが、何しろ深夜出発なのでゆっくりと見ている時間はありません。明日は仕事のミーティングですから、映画を見続けて寝ぼけた顔をしていくわけには行きません。帰りの飛行機は、ドバイ時間で明け方3時、日本時間で明け方8時と言うことになりますから、飛行機に乗る前ゆっくりと寝て映画を楽しむことにしましょうと、自分に言い聞かせました。システムとしてはオンデマンドはよく知っていますが、実際のものは初めてでした。このシステムでは、各映画にコメントが付いていて、音声の数カ国語を選択することが出来るようになっていました。もっとも我が家のパソコンシステムはLANで繋がっているところではいつでも映画が見えるわけですから、オンデマンドシステムと言うことになるのでしょうが、飛行機の中でのオンデマンドシステムは嬉しい限りです。先般のJALのラスベガス旅行では、エコノミーまではこのシステムになっていませんでしたから、エミレーツ航空は素晴らしいです。帰りの飛行機では新作を4本満喫して帰りました。

RD-H1、やっと購入しました

 東芝のハードディスクレコーダーのRD-H1の先行予約ですが、先月号でフットワークが悪いと私が書いたのが利いたわけではないでしょうが、盆前に注文申し込みがやってきました。盆前で私がバタバタと忙しい日を送っていたためすぐに申し込みをするのが遅れてしまいました。どうも熱中しているときには熱くなるものの、ちょっと時期がはずれてしまうとそれほどの熱が出なくなる、熱しやすく冷めやすい私の性格が端的に現れているってことなのでしょうか。もう少し前に注文申し込みが届いていて盆休みに製品が届いていたら、セッティングを息子にやらせておけたのにと悔しがっています。昔ならセッティングそのものまで楽しみであったものが、今ではもうそこまでの熱情がなくなったのでしょうかね。来月号では少し使い心地などを書いてみましょう。


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