東芝RD-H1、未だセットできない
ソースネクストに一票
お祭り小僧のランダム・アクセス
やっと朝晩が涼しくなってきましたが、皆さんお元気ですか。衆議院議員選挙の結果、皆さんどう感じましたか。「これが民意だ」と言われればそうなんですかと言うしかないわけですが、私には驚きよりも呆れてしまったというのが正直なところなのです。世の中の流れなんてものは、ちょっとしたパフォーマンスとエネルギーがあれば思いがけない方向に流れ出すのかと、ちょっと恐ろしくもなりました。中国や韓国の反日運動なんてのもそんなものでしょうが、その根には何かしらの閉塞感があって、その閉塞感を突破できそうなうねりについ身を投じてしまうのかもしれません。最近インターネット上で「嫌韓流」という流れを知りましたが、「向こうが喧嘩を売ってくるなら、こっちから打って出てやろう」と言った姿勢が強く感じられるのですが、こうした小さなうねりも互いを刺激し合えばどんどん大きなうねりに変わってしまい、冷静な判断よりも感情的なものへと変化してしまいます。インターネットの匿名性による発言は、しばしばこんな感情的な扇動を大きなものに変えてしまうだけの力があると私は思っていますから、ちょっと恐いなと感じてしまうのは、今回の衆議院選挙の結果と重ねて思うわけです。今回、民主党の代表になった前原氏、若くて新鮮なイメージもありますが、その思想には自民党の右派を越えるものがあったりします。自民党に大敗した民主党にとってみれば、その閉塞感を彼によって突破しようとしたのでしようが、知らない間に憲法改正が当たり前という時代になってしまうのでしょうかね。
どんどん物欲が減退
さて、先月購入したと書いた東芝のHDDレコーダーですが、実はまだセットしてません。購入することは購入したのですが、テレビの番組をすぐに録画したいというものもありませんし、現在居間に並べているいろんな器機を整理しないことには置く場所すら有りません。息子が帰ってきたら一緒にやろうかと思っているのですが、コイツもだんだん自分勝手になって、なかなか家には帰ってきません。まあ、最近のデジタル機器なんてものは、本当に必要だから購入するというものではなく、有ったらいいかなって言うところのものなのでしょうね。こんな風に結論づけてしまうと私の物欲はどんどん低下してしまうわけですが、本当に必要となるものって今あるのでしょうかね。
といった話をTOSHI先生に話したところ、「それが中年のアイデンティティの危機なんですよ」と言われたわけです。「ではどうしたらいいのでしょうか」と訊ねても結局明確な答えは得られません。まあ、それはそうでしょう。思春期の子供達の性や自意識の困惑に対して「それが青春というものよ」と答えたとしても、解決方法は自分で見つけよと言うことと同じく、おっさんの悩みもおっさん自身で見つけるより他がないわけです。手っ取り早い方法に「抗鬱病」のクスリもあるそうです(数ミリグラムの注射でテンションが高まるそうです)が、そんなクスリをやっていると「ヒロポンが...」という世界に陥るかもしれないよと笑って忠告されました。
そこで、局長に「今月はパス」というと、「ハッハハハ」と一蹴されてしまいました。もう20年近く連載を落としたことがない私に対する絶大な信頼があの笑いになったのか、それとも「冗談でしょう」とタカをくくったのか、私の心の奥深いところを剔ってきました。落ち込んでも原稿を落とすわけにはいかないと追いつめられてしまいました。
ソースネクストのファンになった
SuperOfficeが2980円
そこで、今月の最初の話題は「ソースネクスト」です。昨年の年末、インターネット上で「上司力テスト」というコーナーを見つけ、面白半分に参加したところ、その判断というかテスト結果はあなたのメールアドレスにお送りしますとありました。そのテスト内容はなかなか面白く、私の直属の部下にも参加させ、その結果を笑いあったものでした。ところがこれがソースネクストの罠だったのです。毎週のように新しいソフトの宣伝がメールに届くようになってしまいました。最初はうざったいと思い、着信と共に削除していたのですが、毎回「今回だけの特別セール。30%OFF」なんてタイトルに書かれているものですから、ちょっと覗くようになってしまいました。よくよくソフトの内容を観てみると、コンビニエンスストアーや書店でよく見かける1980円ソフトではないですか。インターネットセキュリティソフトが1980円なんて、サポートはどうなんだなんて、ちょっと眉につばを付ける思いもしていたソフトハウスではないですか。ところが何度も送られてくるソフト内容や、書店などで見かけるタイトルがなかなか面白いと感じるようになってきたのは、ロータスのロータスオフィスが2980円、1-2-3だけなら1980円。B'zレコーダーのバージョン7が1980円。あっ、古くなったソフトを低価格で発売しているからこんなに安く販売できているのだなと了解したわけです。10年前の古いソフトなら、安くても要らないと思うのですが、ソースネクストが発売しているのはまだ現役といってもかまわない「ちょっと中古」というソフト群だったのです。
私の会社では表計算は昔「1-2-3」でやっていましたが、最近はメールでデータを送ってくれと言う要求が強くなり、現在は「EXECL」と変化してきています。しかし、古いデータを「1-2-3」から「EXECL」に変換すると書式が狂ってしまい、新しく「EXECL」で作り直す必要が出てきます。1980円のソフトなら、これを相手先に送って、変換作業を省く方が安上がりなのかと苦笑いもしました。さすがに「一太郎」はソースネクストから発売されていませんが。もっとも、最近はデータを送って改ざんされるよりはPDFに変換して送る方がマシと言った傾向も出ていますが、データをそのまま利用したいという要求も強いものですから、PDF変換だけでは済みません。と言うわけで、ソースネクストのソフトに少しずつ興味が湧いてきていました。
英会話学習もあるでよ
私が最初にソースネクストのソフトを購入したのは、書店をぶらついている時、TOEICの「いきなりハイスコア 」を見つけて、「これはひょっとして役に立つかも」と思った時です。家に帰ってインストールした後、何度かソフトを試してみましたが、結局横着者の私はあまり利用しないまま私の英語力は上がりませんでした。しかし、これが数万円するソフトだったらどうだったでしょう。とことん利用しないともったいないと頑張ったかもしれないし、こんなソフトに数万円払った自分に腹を立てていたかもしれません。最近でも思いついたように立ち上げては遊んでいますが、たいした金額ではなかったのが幸い、腹も立つことなく楽しんでいるといっても過言ではありません。
難しいことを考えなければ
定番ツールで充分
数ヶ月前、友人が「安いノートパソコンを」と相談に来た時、「OSが入ったパソコンで安いものがどんどん出てきている」と答え、「もし、ワープロや表計算が必要ならソースネクストの安いソフトを」と話したわけですが、パソコン素人には「安い=使えない」といったイメージが強く、あまり真剣には聞いて貰えなかったことを書きました。しかし、ハードウェアがここまで進歩し、ソフトウェアもある程度のところまできている以上、バージョンが上がるたびにソフトを購入する必要もなくなってきています。私の友人達も「あのソフトはバージョン*.*以上は必要ないね」とか、「あのソフトはバージョン*.*以上はかえって使いにくくなっている」なんて話をします。私も最近はよっぽどのことがない限りバージョンアップをしなくなってしまいました。ソースネクストの発売ソフト群を観てみれば、普通にパソコンを使う分には十分なソフトが低価格で発売されています。
少しずつ買っています
「いきなりPDF Expert PACK 2」なんてソフトは2980円で、アドビのPDF変換と同じ効果をしてくれるだけではなく、PDFファイルをスキャナで読み込む形でOCRとしてワードやExcelに変換もしてくれます。その変換能力が取り立てて素晴らしいというわけではありませんが、そこそこのものを約束してくれますし、高価なソフトを購入しても大差はありません。日英変換とかOCR変換とかいったソフトは、本当に価格に見合うだけの精度差があるのかというと、価格差ほどの性能差がないと言うことはパソコン玄人には常識ですが、パソコン素人はつい価格差に性能差を夢見てしまう傾向があります。そのへんを割り切って、私はこれも購入しました。ちょっと残念だったのは、「感動素材集」を9800円で購入したのですが、私が欲しかった素材があまり無かったことです。
パワーポイント互換まで
私は今、Microsoftのパワーポイントで会社の工法プレゼンテーションを作っているのですが、これはなかなか良くできたソフトです。さすがにまだソースネクストには発売できないだろうと思っていたら、「スタースイート 8」というMicrosoftのオフィスプロフェッショナル互換のソフトを3980円で出してきました。どれだけの互換性があるかは疑問ですが、自分が使うと言うことだけであるならきっとそれなりに満足できるのではと思っています。さて、話は我が社のプレゼンテーションに戻りますが、このソフトを十分に使いこなすためには、埋め込む素材は別のソフトで作る必要があります。画像をペイントツールやドロウツールで作成し埋め込むわけですが、思っているような画像はなかなか出来ません。ましてや思うようなアニメーションとなると苦心惨憺です。パワーポイントにはかなりのアニメーション機能が付いていて、それはそれなりに思いがけないような効果を発揮してくれるわけですが、動画と言ったようなアニメーションはやっぱり別なソフトが必要なようです。友人はFlashがいいと言ってくれますが、これを使いこなすにはまたまた相当な努力が必要だとも言います。そこで、動画は諦め、ドロウとペイントのソフトで色々と細工をしています。私が使っているのはメッツのGシリーズで、これもなかなか使い勝手がよいソフトなのですが、ソースネクストからも同じようなソフトが出ていました。安いものですから購入してみました。ソフトの内容はメッツのGシリーズによく似ています。ペイントとドロウが2つで2980円、一つずつなら1980円。まったく安い。メッツのシリーズが安いと思っていたら、それ以上です。会社の部下に言わせれば、そんな安いものを買うよりはアドビのイラストレータやフォットショップですよと言います。確かに高度な処理をするためにはこうしたソフトが必要かもしれませんが、専門の印刷屋ではあるまいし、習熟にも時間がかかり、ソフトが高価なものなんて我が社には必要ありません。ちょっとしたパンフレットなら、一太郎でもワードででも作れるようになった今日、安いソフトを駆使して見かけの良いものを作り上げること事が必要だと思うようになってきています。
でも、みんながみんな、価格が安くなったソフトばかりを買うようになってしまったら、新しいソフトの開発は進まなくなるだろうなと言う不安も出てきます。もっとも、車だって新車が好きな人もいれば、中古車で充分という人もいるわけですから、これで良いかな。
http://www.sourcenext.com/を覗いてみると、1980円をメインとした様々なソフトがあります。ロータスオフィスもそうですが、古いソフトではありながら、まだまだ現役で使えたり、遊べる優秀なソフトを選んでいます。この辺の選択が憎いなと私は思ってしまうわけなのです。ゲームの中には昔懐かしいものもたくさんあります。私が昔9801時代にはまったロードモナークシリーズもありました。もう一度Windowsでもやってみるかな。